ワーキングホリデーとは、18〜31歳の間に観光ビザのように短期間の休暇のみの目的ではなく休暇を楽しみながら協定で定められた期間仕事をすることも可能なビザです。
その国によって期間や制度は多少異なりますが1年〜条件によっては3年までそれぞれの国に滞在可能です。働きながらその国の文化を楽しむこともできるビザになっています。
目次
ワーホリに必要な費用は?
ワーキングホリデーに必要な費用はワーキングホリデーの間にその国で何をしたいかによって大幅に異なります。
筆者もワーキングホリデーの経験者ですが、目的は英語力の向上でしたので語学学校への入学により費用は比較的高額でした(4ヶ月の就学と海外旅行保険、1ヶ月目のホームスティを含め150万程度)。
また、ワーキングホリデーでロードトリップなどをする場合も、その期間全く働かないのであればある程度の貯蓄が必要になります。逆算して計算しましょう。
最低限必要な費用
- 渡航費(5〜10万円/片道)
- 海外旅行保険(10万円〜/年)
- ビザの申請代(5万円前後)
- 宿泊代(1万円〜/週)
- その他食費など
※保険に入らない方もいますが医療費が自腹になった場合かなり高額です。
これらを合計し最低限の費用に抑えるのであれば初期費用は25〜30万円でも可能です。しかし、慣れない土地での仕事探しなどは海外に慣れている方でも容易ではありません。面接に受かったとしてもすぐに働き始められるとは限りませんし、予想外の自体もありえますのである程度余裕を持って渡航される事を強くおすすめします。
ワーホリの費用を抑える方法
なるべく安くワーホリに行きたい方のために、費用を抑える方法を紹介します。
現地でシェアハウスを利用する
日本にいるとシェアハウスをしている方は圧倒的に少ないですが、ワーホリメーカーは大抵の方がシェアハウスに住み、外国人とルームシェアもしています。住んでみると意外と快適に過ごされる方が多いです。自分でマンションの1室を借りるとなると、敷金などがかかりますし冷蔵庫や洗濯機などの電化製品や電化製品も全て揃えなければなりません。シェアハウスであれば全て備え付けですので、初期費用を大幅に抑えることができます。
安い時期を選んで渡航する
飛行機代を安くする事で初期費用を抑えることも可能です。年末年始や大型連休は航空券が非常に高額になりますので、避けましょう。また、LCCなどの格安航空会社を使用しても1〜2万円費用を抑えることができます。ただ、通常の航空会社の値段には荷物預かりや食事サービスなどが含まれていますが、LCCではそれらは追加料金となり、ブランケットでさえも料金が加算されることもあります。チケット自体は安いけれど、最終的に通常の航空会社と同額または割高になってしまうケース注意してください。補足ですが、通常の航空会社とLCCではサービスや座席の快適性に雲泥の差がある場合もあります。
直行便以外の安いルートを探す
乗り継ぎが必要なルートですと、現地到着までに比較的渡航費を安く済ませることができます。さまざまな乗り継ぎ回数や所要時間のものがありますので確認しましょう。ただ、乗り継ぎが多いあまり、待機空港で余分なお金を使ってしまっては元も子もありません。多少の差額はあっても通常の航空会社を使用するのとどちらが良いか時期や乗り継ぎ時間と照らし合わせてチケットを購入することをおすすめします。
ワーホリのためにお金を借りる方法は?
ワーホリのための費用が足りない時に、お金を借りる方法を3つ紹介します。
1.親に借りる
自分の家族ですし、相談する必要はありますが返済計画など帰国後に返済開始したいのであれば融通が効くのではないでしょうか。ただ、親御さんによっては海外へ行く事を反対されている方や援助を受けられない場合は親に借りるのは難しいでしょう。
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2.銀行のフリーローンでお金を借りる
フリーローンは個人の目的によって使用用途を選択できるローンで、金利がカードローンと比較すると低いです。そして、追加で融資を受けることが無いため、返済計画が立てやすいです。ただ、カードローンに比べて審査が厳しく時間もかかるというデメリットもありますので、ワーホリに行く直前に借りるということは難しそうです。
3.消費者金融のカードローンでお金を借りる
消費者金融のカードローンは銀行のフリーローンに比べて審査が通りやすく、即日融資も受けられます。また、追加の借り入れができるというメリットもあります。しかし、上記でお話したように金利が割高に設定されていますので、返済期間が長期になる場合には返済額が大きくなるというデメリットもあります。
ワーホリ目的でお金を借りるメリット
手持ちの資金がなくてもワーホリに行ける
30歳手前でワーホリをするにはギリギリ、今しかないけれど手元にお金がない、親にも協力を得られないという方はお金を借りてワーホリに行き、現地で働きながら返済すれば手持ちの資金がなくてもワーホリに行くことは可能です。
ワーホリ目的でお金を借りるデメリット
海外からの返済は割高な手数料が掛かる
ワーキングホリデーに行くのに日本で借り入れをした場合、渡航先の国から返済をすることになります。海外から日本へ送金するには銀行と銀行を経由させるため、大抵の場合それぞれの銀行で手数料かかります。そうすることで、金利とさらに毎月の手数料が加算されることになり返済額が割高になります。
銀行のローンは審査が厳しい
ワーホリに行くということは一旦お仕事を辞める方が多いと思います。無職で、海外での就職も決定していない状態だと返済への信頼が得られないため審査を通過することが難しくなります。
まとめ
ワーキングホリデーに必要な費用やお金を借りることに対するメリットやデメリットをまとめました。ワーキングホリデーそのものは人生で1度きりし、他の国の文化に触れることはあなたの人生を変える貴重な経験かもしれません。
借金の返済が苦しく楽しめなかったという結果になるのは残念です。お金を借りるのであれば、その国でどのような生活をするのかしっかり計画をたてることで返済しながらホリデーを楽しむことができるのではないでしょうか。